ファガーソンは注意深く洞窟の中を見渡した。
天井は鍾乳石がぶら下がっており、地面のあちこちにも点在している。
隅のほうには粗末な造りの松明台が置いてある。
「みんな注意しろ。いつハイエナキンが襲ってくるかわからんぞ」
タタルとタートは無言でうなずくと東側にある洞穴を向いた。
「オレの勘、向こう、敵いる」
片言の共通語でアイアン・ホークは東側を指差した。
ptは警戒を怠ることなく東側の洞窟へ足を運んだ。
曲がりくねった洞穴を30mほど行ったところだろうか、洞穴は北と南のT字路に分かれていた。
「タタル、どっちにお宝がありそうだと思う?」
ファガーソンが尋ねる。
「さてね。ここは鍾乳洞だから足跡なんて見つからないし、松明台も無くなってる。もしかしたらハイエナキンはこっちに住居を構えてないかもね」
「しかしギルドからの報告によると、ハイエナキンは財宝を略奪している。その盗品がまだ見つかってない」
「頭の悪い連中だから、隠すとかそういう知恵はないと思うんだけどねぇ…」
タタルはそう言って左右に顔を覗き込むように見渡した。
「こっちからなにか焼いてる臭いがするな。奴ら食事中か?」
北を指差しながらタタルは尋ねた。
「なら都合がいいな。一気に蹴散らすぞ」
ptは愛用の武器を握り締めて北に走りこんだ。
ハイエナキンは食事の真っ最中だった。
なんの肉かわからないものを焼いて獣のようにほおばっている。
そこへptが一気に戦闘を仕掛けた。
ファガーソンとアイアン・ホークの一撃でハイエナキン二匹の首が飛ぶ。
ダメ押しでタートが呪文を詠唱し始めた。
「これでもくらえ!」
呪文による閃光が走り、リーダー格らしきハイエナキンが倒れる。
残ったハイエナキンも熟練の冒険者にはかなわず、全て倒れた。
「さて、と…これで全部か?」
「かな?…そこに盗品も転がってるし」
「……まて」
アイアン・ホークが奥を指差した。
「まだ奥、奴らの臭い、する」
ランタンをかざすと今までとは全く違う景色があった。
明らかに人工的に作られた石畳の地面と天井。
そしてなんともいえない不気味な雰囲気をかもし出している。
「…どうする?ちょいとばかし探ってみるか?」
タタルは盗品を仕分けながら皆の意見を聞く。
「そうだな…このままギルドに報告してもいいが、お宝目当てで探ってみるか」
ファガーソンは冒険心がくすぐられたか、目が輝いている。
pt一行はさらなる迷宮の奥へ足を運ぶこととなった…。
天井は鍾乳石がぶら下がっており、地面のあちこちにも点在している。
隅のほうには粗末な造りの松明台が置いてある。
「みんな注意しろ。いつハイエナキンが襲ってくるかわからんぞ」
タタルとタートは無言でうなずくと東側にある洞穴を向いた。
「オレの勘、向こう、敵いる」
片言の共通語でアイアン・ホークは東側を指差した。
ptは警戒を怠ることなく東側の洞窟へ足を運んだ。
曲がりくねった洞穴を30mほど行ったところだろうか、洞穴は北と南のT字路に分かれていた。
「タタル、どっちにお宝がありそうだと思う?」
ファガーソンが尋ねる。
「さてね。ここは鍾乳洞だから足跡なんて見つからないし、松明台も無くなってる。もしかしたらハイエナキンはこっちに住居を構えてないかもね」
「しかしギルドからの報告によると、ハイエナキンは財宝を略奪している。その盗品がまだ見つかってない」
「頭の悪い連中だから、隠すとかそういう知恵はないと思うんだけどねぇ…」
タタルはそう言って左右に顔を覗き込むように見渡した。
「こっちからなにか焼いてる臭いがするな。奴ら食事中か?」
北を指差しながらタタルは尋ねた。
「なら都合がいいな。一気に蹴散らすぞ」
ptは愛用の武器を握り締めて北に走りこんだ。
ハイエナキンは食事の真っ最中だった。
なんの肉かわからないものを焼いて獣のようにほおばっている。
そこへptが一気に戦闘を仕掛けた。
ファガーソンとアイアン・ホークの一撃でハイエナキン二匹の首が飛ぶ。
ダメ押しでタートが呪文を詠唱し始めた。
「これでもくらえ!」
呪文による閃光が走り、リーダー格らしきハイエナキンが倒れる。
残ったハイエナキンも熟練の冒険者にはかなわず、全て倒れた。
「さて、と…これで全部か?」
「かな?…そこに盗品も転がってるし」
「……まて」
アイアン・ホークが奥を指差した。
「まだ奥、奴らの臭い、する」
ランタンをかざすと今までとは全く違う景色があった。
明らかに人工的に作られた石畳の地面と天井。
そしてなんともいえない不気味な雰囲気をかもし出している。
「…どうする?ちょいとばかし探ってみるか?」
タタルは盗品を仕分けながら皆の意見を聞く。
「そうだな…このままギルドに報告してもいいが、お宝目当てで探ってみるか」
ファガーソンは冒険心がくすぐられたか、目が輝いている。
pt一行はさらなる迷宮の奥へ足を運ぶこととなった…。
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