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[ 2025/07/29 07:45 | ]
T&Tを語ってみるその3
前回、前々回に続いてT&Tのお話を。
今回のテーマは「全滅おおすぎね?」です。

個人的なGM方針を言ってしまうと、「1回くらい全滅したっていいじゃない」的なノリでシナリオをつくっています。
これはなぜかと言うと、T&Tのキャラ作成が簡単なこと、全滅するくらいの緊張感があったほうがシナリオ進行にダレがないこと、T&Tのシステムが元々死にやすいということがあげられます。

T&Tのキャラ作成ですが、8つの能力値を3d6で決めてもらい、装備を買ったら終わり。と、これだけですので、ptが全滅か壊滅状態になったときに、すぐ何事もなかったかのように新キャラクターが合流できます。
T&Tは無駄に装備が多いので(逆に言うと装備の幅が拡がる)装備を決める際に時間がかかるかもしれませんが、「ギルドからの支給品です」とか言って武器防具をポイっとあげることもできます。
そして「ギルドからの応援が来てくれた」というカンジでptに合流するのです。

全滅するくらいの緊張感、いわゆるギリギリの戦闘をどうさばくのかというのは、GMの腕とPLの知恵にかかっています。
T&Tは第7版になってから「悪意ダメージ」という新しいダメージが追加されました。
これはどのようなものかというと、「戦闘を行った際、どうしても避けられないダメージ」と、いうもので、算出するには振ったダイスで「6」が出た分だけ相手に悪意ダメージを与える、というものです。
例えをあげるならば、DQでlv99の勇者がスライム8体を戦闘したときを想像してみてください。
「スライムBのこうげき! ミス! ダメージをあたえられない!」
「スライムDのこうげき! ミス! ダメージをあたえられない!」
「スライムEのこうげき! ゆうしゃに 1のダメージをあたえた!」
「スライムAのこうげき! ミス! ダメージをあたえられない!」



こんなカンジでいくらlv99の勇者でも1点はダメージを受けてしまうことがあります。
これが「悪意ダメージ」というものです。(あくまでDQでたとえるならば)
T&Tの戦闘はお互いptの戦闘力の合計で計算されますので、防具でダメージを軽減されても悪意ダメージで必ずダメージを受けてしまいます。
pt4人対ゴブリン3体を例に挙げてみましょう。

ptの戦闘力130 対 ゴブリン3体の戦闘力 140

この場合、ゴブリンたちはptに10点のダメージを与えたことになります。
そのダメージをpt内で分け合い、さらに防具で軽減させると、10点ぐらいでは一人も死ぬことはないと思います。
しかし、これでゴブリンたちが振ったダイスで「6」の目が5個出たとするとどうでしょう。
防具では軽減されない悪意ダメージが5点、ptにいってしまいます。
これが戦闘で長時間続くとなると、当然pt内のメンバー(主に最初に死ぬのは戦士)が倒れることになります。

モンスターが振るダイスの数は集団であった場合まとめて振るので、それだけ悪意ダメージが出る確率が多くなります。
さきほどのゴブリン3体の場合合計で9個のダイスを振ります。
ミノタウロスだったら25個(!!)です。

こういった状況にならない為に、ptは戦闘中に色々アイデアを出して、ただ白兵戦をするだけでなく、モンスターを惑わすような行為を宣言して、行動するのもいいかもしれません。
「相手の武器を落として戦闘力を減少させる」
「挑発して狭い通路に誘い出して一匹ずつ相手をする」
「あらかじめ罠があるところまで誘導する」
等等、TRPGにしかできない行為を思う存分ふるってもらいたいと思います。

さて、長々と書いてきましたが、読んでくれた皆さんは「T&Tどんなのかやってみてー」とか「キャーデンちぅさんの卓に入ってみたーい」とか思ってくれてるのかもしれません。

元々古いゲーマーなので、今流行のDX3rdやアリアンロッド、シルバーレイン等はサッパリですが、古いゲーム、D&DやT&T。ロードスやクリスタニアまではカバーできるので、もし興味をもたれた方はコンベンションもしくはmixiなどで連絡をしていただければ、やらさせてもらいます。マジメニネ
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[ 2009/10/23 20:58 | Comments(0) | TrackBack() | TRPG ]

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