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[ 2025/07/30 02:12 | ]
T&Tを語ってみるその2
次回に続いてT&Tのお話を。
今回のテーマは「魔法強すぎね?」です。

T&Tの世界では魔力度という能力値があります。
これは呪文を使うときに消費するMPみたいなモノです。
魔力度が低くても問題ありませんが、やはり魔術師を選んだのであれば多いに越したことはないでしょう。

呪文を詠唱する際に、知性度のSRを行います。
これは「自分が上手く呪文を詠唱できたか」を判定するSRです。
難易度は呪文のlvによって変わりますが、最初はlv1(知性度+2d6>達成値20)になると思います。
呪文を詠唱する際、術者は相手の魔力が自分より上回っていれば「嫌悪感」を感じます。
これは、いくら呪文のSRが成功して上手く呪文が唱えられたとしても相手の「魔力の抵抗」にあうというのを感じるもので、呪文の効果は相手にとおることはありません。

例をあげると、現在魔力度(最大魔力度でないことに注目)15の魔術師がゴブリンに対して「これでもくらえ!」の呪文をlv1でかけたとしましょう。
lv1の知性度SRを行い、成功すれば次は相手の抵抗を見ます。
ゴブリンの魔力の抵抗(T&Tでは魔力のことをクレムと呼びます)が「3」しかないのでたやすく成功します。

しかし、これがクレムの抵抗が高い相手だとどうなるでしょうか。
たとえばさきほどの現在魔力度15の魔術師がミノタウロスに対して「これでもくらえ!」の呪文をlv1でかけたとします。
しかし、ミノタウロスのクレムの抵抗は「24」であるため、魔術師は呪文をかける前に「嫌悪感」を感じます。
このままかけてもミノタウロスのクレムの抵抗にあい、呪文の効果は意味をなさなくなります。

さて、ここまで読んだみなさんは「あれ?じゃあなんで魔法強すぎね?って言ってるんだ」と、思うかもしれません。
今からその「魔法強すぎね?」の説明をしますので心配なさらず。

さきほど例にあげた「これでもくらえ!」の効果ですが、「敵一体に術者の知性度分のダメージを与える」というものです。
魔術師になるためには最低知性度が13以上ないとなれないので最低でも13のダメージを与えることができます。(ただし、盗賊や達人はそのかぎりではありません)
さらにここで前回出てきた亜人種、とくに知性度が高い種族(エルフ等)がかけると、人間の約1.5倍のダメージを与えることになります。

「これでもくらえ!」の他にも呪文は多数あるのですが、どれも知性度に依存するものが多く、これによって中ボスクラスの敵が一撃で倒れたり、ラスボスクラスの攻撃力が一気に減ったりするのです。
つまり、魔術師の呪文一つで戦況がガラリと大きく変わるのです!
これが「魔法つよすぎね?」と思うところです。

「これがT&Tの味だ!」といえばそれまでなのですが、そこら辺のバランスを管理するのがGMにとって非常に難しいとこであり、また楽しいとこでもあります。
勝手に敵データを変更してしまえば済むことですし、「お、そんな呪文をここで使うのか」みたいな事もあるので、提案がおもしろかったらそのまま行ってしまうこともあります。

…と、ここまで書いて「おいおい、T&Tの話なんかしても誰もわからねーしヨマネーヨ」と思ってしまったり。詳しく知りたい方は名古屋のコンベで私の卓に来てください(ヲイ

次回は「全滅多すぎね?」について書いていこうと思います。
誰も読んでなくても書くだけ書くさ…
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[ 2009/10/22 20:16 | Comments(2) | TrackBack() | TRPG ]

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1. posted by アマリネ  2009/10/22 21:10
ふっ、しかし読んでいるのさ

呪文の名前が「これでも食らえ!」に吹いたけどw
さすがGMやってるだけあって、解説もうまいなぁ・・・w

気になったのが、長文になるとこの文字の小ささはちょっときついかもしれないよw
表示で文字のサイズ弄っても変化がなかった!w

2. posted by デンちぅ  2009/10/22 21:34
アマリネ様>
おおぅ…コメントがありがてぇありがてぇ。
TRPG分からない人にも分かるように書いてるつもりなので、分からないことがあればいつでも質問カモーン。

「これでもくらえ!」はT&Tの代表格の呪文なのですよ。
ほかには「しゃれたヒゲだね」とか「ねんねんころり」とか…日本語ダイレクト翻訳なニオイがするものばかりだったり。

文字が小さいのは前から思っていたのでスパッと模様替えしてみました。
これで観やすくなる、かな?

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