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[ 2026/05/05 09:10 | ]
T&Tを語ってみるその3
前回、前々回に続いてT&Tのお話を。
今回のテーマは「全滅おおすぎね?」です。

個人的なGM方針を言ってしまうと、「1回くらい全滅したっていいじゃない」的なノリでシナリオをつくっています。
これはなぜかと言うと、T&Tのキャラ作成が簡単なこと、全滅するくらいの緊張感があったほうがシナリオ進行にダレがないこと、T&Tのシステムが元々死にやすいということがあげられます。

T&Tのキャラ作成ですが、8つの能力値を3d6で決めてもらい、装備を買ったら終わり。と、これだけですので、ptが全滅か壊滅状態になったときに、すぐ何事もなかったかのように新キャラクターが合流できます。
T&Tは無駄に装備が多いので(逆に言うと装備の幅が拡がる)装備を決める際に時間がかかるかもしれませんが、「ギルドからの支給品です」とか言って武器防具をポイっとあげることもできます。
そして「ギルドからの応援が来てくれた」というカンジでptに合流するのです。

全滅するくらいの緊張感、いわゆるギリギリの戦闘をどうさばくのかというのは、GMの腕とPLの知恵にかかっています。
T&Tは第7版になってから「悪意ダメージ」という新しいダメージが追加されました。
これはどのようなものかというと、「戦闘を行った際、どうしても避けられないダメージ」と、いうもので、算出するには振ったダイスで「6」が出た分だけ相手に悪意ダメージを与える、というものです。
例えをあげるならば、DQでlv99の勇者がスライム8体を戦闘したときを想像してみてください。
「スライムBのこうげき! ミス! ダメージをあたえられない!」
「スライムDのこうげき! ミス! ダメージをあたえられない!」
「スライムEのこうげき! ゆうしゃに 1のダメージをあたえた!」
「スライムAのこうげき! ミス! ダメージをあたえられない!」



こんなカンジでいくらlv99の勇者でも1点はダメージを受けてしまうことがあります。
これが「悪意ダメージ」というものです。(あくまでDQでたとえるならば)
T&Tの戦闘はお互いptの戦闘力の合計で計算されますので、防具でダメージを軽減されても悪意ダメージで必ずダメージを受けてしまいます。
pt4人対ゴブリン3体を例に挙げてみましょう。

ptの戦闘力130 対 ゴブリン3体の戦闘力 140

この場合、ゴブリンたちはptに10点のダメージを与えたことになります。
そのダメージをpt内で分け合い、さらに防具で軽減させると、10点ぐらいでは一人も死ぬことはないと思います。
しかし、これでゴブリンたちが振ったダイスで「6」の目が5個出たとするとどうでしょう。
防具では軽減されない悪意ダメージが5点、ptにいってしまいます。
これが戦闘で長時間続くとなると、当然pt内のメンバー(主に最初に死ぬのは戦士)が倒れることになります。

モンスターが振るダイスの数は集団であった場合まとめて振るので、それだけ悪意ダメージが出る確率が多くなります。
さきほどのゴブリン3体の場合合計で9個のダイスを振ります。
ミノタウロスだったら25個(!!)です。

こういった状況にならない為に、ptは戦闘中に色々アイデアを出して、ただ白兵戦をするだけでなく、モンスターを惑わすような行為を宣言して、行動するのもいいかもしれません。
「相手の武器を落として戦闘力を減少させる」
「挑発して狭い通路に誘い出して一匹ずつ相手をする」
「あらかじめ罠があるところまで誘導する」
等等、TRPGにしかできない行為を思う存分ふるってもらいたいと思います。

さて、長々と書いてきましたが、読んでくれた皆さんは「T&Tどんなのかやってみてー」とか「キャーデンちぅさんの卓に入ってみたーい」とか思ってくれてるのかもしれません。

元々古いゲーマーなので、今流行のDX3rdやアリアンロッド、シルバーレイン等はサッパリですが、古いゲーム、D&DやT&T。ロードスやクリスタニアまではカバーできるので、もし興味をもたれた方はコンベンションもしくはmixiなどで連絡をしていただければ、やらさせてもらいます。マジメニネ
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[ 2009/10/23 20:58 | Comments(0) | TrackBack() | TRPG ]
T&Tを語ってみるその2
次回に続いてT&Tのお話を。
今回のテーマは「魔法強すぎね?」です。

T&Tの世界では魔力度という能力値があります。
これは呪文を使うときに消費するMPみたいなモノです。
魔力度が低くても問題ありませんが、やはり魔術師を選んだのであれば多いに越したことはないでしょう。

呪文を詠唱する際に、知性度のSRを行います。
これは「自分が上手く呪文を詠唱できたか」を判定するSRです。
難易度は呪文のlvによって変わりますが、最初はlv1(知性度+2d6>達成値20)になると思います。
呪文を詠唱する際、術者は相手の魔力が自分より上回っていれば「嫌悪感」を感じます。
これは、いくら呪文のSRが成功して上手く呪文が唱えられたとしても相手の「魔力の抵抗」にあうというのを感じるもので、呪文の効果は相手にとおることはありません。

例をあげると、現在魔力度(最大魔力度でないことに注目)15の魔術師がゴブリンに対して「これでもくらえ!」の呪文をlv1でかけたとしましょう。
lv1の知性度SRを行い、成功すれば次は相手の抵抗を見ます。
ゴブリンの魔力の抵抗(T&Tでは魔力のことをクレムと呼びます)が「3」しかないのでたやすく成功します。

しかし、これがクレムの抵抗が高い相手だとどうなるでしょうか。
たとえばさきほどの現在魔力度15の魔術師がミノタウロスに対して「これでもくらえ!」の呪文をlv1でかけたとします。
しかし、ミノタウロスのクレムの抵抗は「24」であるため、魔術師は呪文をかける前に「嫌悪感」を感じます。
このままかけてもミノタウロスのクレムの抵抗にあい、呪文の効果は意味をなさなくなります。

さて、ここまで読んだみなさんは「あれ?じゃあなんで魔法強すぎね?って言ってるんだ」と、思うかもしれません。
今からその「魔法強すぎね?」の説明をしますので心配なさらず。

さきほど例にあげた「これでもくらえ!」の効果ですが、「敵一体に術者の知性度分のダメージを与える」というものです。
魔術師になるためには最低知性度が13以上ないとなれないので最低でも13のダメージを与えることができます。(ただし、盗賊や達人はそのかぎりではありません)
さらにここで前回出てきた亜人種、とくに知性度が高い種族(エルフ等)がかけると、人間の約1.5倍のダメージを与えることになります。

「これでもくらえ!」の他にも呪文は多数あるのですが、どれも知性度に依存するものが多く、これによって中ボスクラスの敵が一撃で倒れたり、ラスボスクラスの攻撃力が一気に減ったりするのです。
つまり、魔術師の呪文一つで戦況がガラリと大きく変わるのです!
これが「魔法つよすぎね?」と思うところです。

「これがT&Tの味だ!」といえばそれまでなのですが、そこら辺のバランスを管理するのがGMにとって非常に難しいとこであり、また楽しいとこでもあります。
勝手に敵データを変更してしまえば済むことですし、「お、そんな呪文をここで使うのか」みたいな事もあるので、提案がおもしろかったらそのまま行ってしまうこともあります。

…と、ここまで書いて「おいおい、T&Tの話なんかしても誰もわからねーしヨマネーヨ」と思ってしまったり。詳しく知りたい方は名古屋のコンベで私の卓に来てください(ヲイ

次回は「全滅多すぎね?」について書いていこうと思います。
誰も読んでなくても書くだけ書くさ…

[ 2009/10/22 20:16 | Comments(2) | TrackBack() | TRPG ]
T&Tを語ってみるその1
最近T&TのGMをメインでやっていますけど、ちょっと気になったことを。

「人間弱すぎね?」
「魔法強すぎね?」
「一回は全滅するのが多すぎね?」

まず「人間弱すぎね?」っていうのが、キャラ作成時に能力値を3d6振ってもらって決めるワケですが、ドワーフ、エルフ等の亜人種を選んだ場合、たとえば体力度を決めるときにドワーフだと「3d6×2」になります。
これがどーいうことなのかというと、単純に人間の体力度の2倍になるのです。
「たかが2倍かー」と思うかもしれませんが、このゲームにおいてはヒジョーに優遇されるのです。

簡単にルールを説明しますと、このゲームで白兵戦を行った場合、個人修正と呼ばれる数値が戦闘数値に加算されます。
個人修正は「体力度」「器用度」「速度」「幸運度」が多いほど数値も多くなります。
キャラ作成を例に挙げてみましょう。

人間を作成して体力度が15だったとしましょう。3d6で15という数字はなかなか大きい数値ですね。
個人修正は12を1上回るごとに+1されますので、体力度15だと個人修正は+3になるワケです。

これがドワーフだとどうでしょう。
「15×2」で体力度が30になり、個人修正が+18(!!)になるのです。

こうなるとゴブリンlvのモンスターなんかは一撃で倒せてしまいます。
…まぁT&Tは大味なゲームなのでそれはそれで爽快感があるとは思いますが。

逆に亜人種ばかりみんながつくってしまって、人間を使う人が少ない!ってのが多々ありました。
例を挙げると、ドワーフ戦士二人、フェアリー盗賊一人、エルフ魔術師一人、みたいなpt。
たしかに戦闘力とpt構成では非常に優秀なのですが、あんまりサクサク進むのも冒険として面白みがないので、ヘンな罠とか仕掛けたりしますけどね。(GM的にサクサク進むのは面白くないと思ってるので)

ヘンな罠というかドワーフを陥れる罠とかー。1回やったことがあります。
幸運度lv1のSR(セービング・ロール)幸運度+2d6して20以上であれば成功という場面をつくり、(ドワーフは幸運度が低い(3d6×0.67))失敗したら体重と現在重量が重過ぎるため、廃墟の床が崩れて落下するというもの。
(ドワーフの体重は人間の2倍)
落下ダメージは自分の体重の1/10ね。みたいな罠です。

ドワーフの耐久度は人間の2倍ですが、さすがに瀕死になるレベルまでダメージを受けました。単純に耐久度が30あっても体重が200kgあれば20点のダメージですから。

と、いうワケでなんの長所も短所もない人間も楽しいかもよ?とちょっと言いたかったワケです。
PL的には「え~」と思うかもしれませんが、数字だけにとらわれててもおもしろいゲームはできないですよと。
トンチの利いたRPをすることによって数字以上の結果を出すかもしれないですしね。
GMサイドからもそういうプレイをするPLさんは基本的に意見を受け入れるつもりですし。

話が長くなってしまたので、今回はここまで。
次回は「魔法強すぎね?」について語ってみようかと思います。

[ 2009/10/21 22:30 | Comments(0) | TrackBack() | TRPG ]
とある冒険者一行の日誌
 ファガーソンは注意深く洞窟の中を見渡した。
天井は鍾乳石がぶら下がっており、地面のあちこちにも点在している。
隅のほうには粗末な造りの松明台が置いてある。
「みんな注意しろ。いつハイエナキンが襲ってくるかわからんぞ」
タタルとタートは無言でうなずくと東側にある洞穴を向いた。
「オレの勘、向こう、敵いる」
片言の共通語でアイアン・ホークは東側を指差した。
ptは警戒を怠ることなく東側の洞窟へ足を運んだ。

 曲がりくねった洞穴を30mほど行ったところだろうか、洞穴は北と南のT字路に分かれていた。
「タタル、どっちにお宝がありそうだと思う?」
ファガーソンが尋ねる。
「さてね。ここは鍾乳洞だから足跡なんて見つからないし、松明台も無くなってる。もしかしたらハイエナキンはこっちに住居を構えてないかもね」
「しかしギルドからの報告によると、ハイエナキンは財宝を略奪している。その盗品がまだ見つかってない」
「頭の悪い連中だから、隠すとかそういう知恵はないと思うんだけどねぇ…」
タタルはそう言って左右に顔を覗き込むように見渡した。
「こっちからなにか焼いてる臭いがするな。奴ら食事中か?」
北を指差しながらタタルは尋ねた。
「なら都合がいいな。一気に蹴散らすぞ」
ptは愛用の武器を握り締めて北に走りこんだ。

 ハイエナキンは食事の真っ最中だった。
なんの肉かわからないものを焼いて獣のようにほおばっている。
そこへptが一気に戦闘を仕掛けた。
ファガーソンとアイアン・ホークの一撃でハイエナキン二匹の首が飛ぶ。
ダメ押しでタートが呪文を詠唱し始めた。
「これでもくらえ!」
呪文による閃光が走り、リーダー格らしきハイエナキンが倒れる。
残ったハイエナキンも熟練の冒険者にはかなわず、全て倒れた。

「さて、と…これで全部か?」
「かな?…そこに盗品も転がってるし」
「……まて」
アイアン・ホークが奥を指差した。
「まだ奥、奴らの臭い、する」
ランタンをかざすと今までとは全く違う景色があった。
明らかに人工的に作られた石畳の地面と天井。
そしてなんともいえない不気味な雰囲気をかもし出している。
「…どうする?ちょいとばかし探ってみるか?」
タタルは盗品を仕分けながら皆の意見を聞く。
「そうだな…このままギルドに報告してもいいが、お宝目当てで探ってみるか」
ファガーソンは冒険心がくすぐられたか、目が輝いている。

 pt一行はさらなる迷宮の奥へ足を運ぶこととなった…。

[ 2009/10/19 21:07 | Comments(0) | TrackBack() | ノベル ]
 いつだったか病に伏せて床についていたときに、日差しが眩しいサッシの窓に、鳩が降り立った。
 その時は別段気にはしなかったのだが、その日から毎日同時刻に鳩がくるようになり、一定の時刻になると飛び立っていく。
 さすがに奇妙だと思い、体調が良いときはその鳩を描いてみたり、特徴を文で連ねてみたりした。
 よくよくその鳩を見ると脚に筒のような物がくくりつけてあり、なにかを入れるような形状になっていた。
 
 そんなとき、ふと伝書鳩の存在を思い出した。
特定の場所に手紙を届けるあの伝書鳩である。
 病に伏せていた私はふとこの鳩に手紙を届けてもらいたいと思った。
どこに行くのかもわからず、また、誰が読むのかもわからないのに。
 そこで自分の現在の状況、住所、また、出来れば会いたいという文章を認め、いつものようにやってくる鳩に手紙をくくりつけた。

 手紙を鳩に預けてからの数日、私は想像で胸がいっぱいになった。
「手紙はどこへ行ったのだろう」
「手紙は誰が読んでくれたのだろう」
「手紙を読んだ人は自分に会いに来てくれるのだろうか」
そんなことばかり考えては毎朝やってくる鳩を眺めつつ日々を過ごした。

 数日が経ったある日、玄関の呼び鈴が鳴った。
今時間、家には私しかいないため、布団に体をうずめたまま「どうぞ」と客人を呼んだ。
 
 客人は玄関越しに「私の鳩に手紙をくくりつけたのは貴方ですか?」と尋ねた。
私は、「はい、私です。どうぞ中に」と招いた。

 客人の出で立ちは妙であった。
タキシードにこじゃれた帽子をかぶりステッキを持っている。
ここまでは普通である、が―

 眼は単眼で鼻はなく、口は耳元まで裂け、体格は七尺をゆうに越える巨体であった。
 私は異形の客人にとまどいながらも尋ねた。
「私に会いにきてくれたのですか」
「その通りです。貴方に会いにはるばるやってきました」
「どうして見ず知らずの私に会いにきてくれたのですか」
「私の鳩を毎日見ていてくれたのでしょう。そのお礼に」
「そうですか。しかしあいにく私は病に伏せっている為、なんのもてなしもできません」
「結構ですよ。無理に起きられると体にさわります」
そんな普通の会話が部屋を通り過ぎた。

 一刻ほど経っただろうか。私はいてもたってもいられず、客人に質問をした。
「どうして眼はひとつなんですか」
「貴方の眼より大きいので遠くをより見渡せますよ」
「どうして鼻が無いのですか」
「臭いを感じる必要がありませんので」
「どうして口がそこまで裂けているのですか」
「体が他人より大きいので食べる物もまた大きいからですよ」

―そこで気づいた。

 鳩は餌をおびきよせる罠だったことに。
振り返るとそこにはあの耳まで裂けた大きな口があった―

[ 2009/10/17 21:36 | Comments(0) | TrackBack() | ノベル ]



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